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インターン体験インタビュー vol.3

弊社では大学1年生向けに有給インターンを行っています。
本稿では、参加いただいた皆さんに感想をインタビュー形式で伺いました。インタビュワーである篠田が語りすぎてしまっていますが…今後、弊社でインターンを検討されている学生さんや、インターンプログラムの導入を検討されている建築設計事務所様のご参考になれば幸いです。

インタビュイー

箱田君(H)

群馬県高崎市出身
好きな建築:みんなの森 ぎふメディアコスモス/伊東豊雄建築設計事務所
みんなの森ぎふメディアコスモスは外装、内装ともに個性的で目を惹く建物だからです。特に、2階の天井はヒノキが格子状に重ね合わされ不規則に波打つ形になっていてとても特徴的で面白いです。また、グローブと呼ばれる傘のようなものが天井から吊り下げられていて、その中にはブースや読書スペースが広がっています。壁を作って部屋を区切るのではなく、天井から吊り下げた傘で空間を分けているところが面白いと感じました。

箱田君よろしくお願いします。(S:篠田)

よろしくお願いします(O)

参加動機

箱田君は1月から県設計に来てくれるようになったけど、参加を希望してくれたきっかけを教えてください。(S)

実際に設計事務所ではどのような業務が行われているのか知ることができるいい機会になると考えたためです。大学にいるだけでは知れないこと、独学では得られないことが大学一年生のうちから学べるこんなありがたい話はないと思い、話を聞いてすぐに参加を決めました。(H)

12月まで、1年生のインターンは3名でした。追加募集を行う運びとなり、その3名に意見を伺った際に、箱田君の名前があがりましたので、オファーさせていただきました。こういう場面で名前があがるのは、信頼されている証拠でもあり、すごいことだと思います。そして、期待以上に、誠実に業務に向き合い遂行していただきました。(S)

活動内容

箱田君はインターンに来てくれるまで、ほぼ毎日バイトを行っているバイト戦士でしたね。そのエネルギッシュなパワー全開で思う存分業務を遂行してくれていたと思っています。どういった業務に携わりましたか?(S)

既存図をAutoCAD上に書き出す作業、県設計が携わった過去の業務データの整理、Rhinocerosでモデリングを立ち上げ、パースを作成するなどの業務をさせていただきました。(H)

箱田君には、弊社で実施設計に取り組んでいる工場兼事務所新設計画のモデリング製作にメインで携わっていただきましたね。打ち合わせの中でプランが変更になった際には、修正箇所を円滑に把握し、モデル変更していただきました。モデル制作を通じて、実務の流れを少し体験していただけれたのが良かったと思っています。(S)

業務を通じて得られたこと

続いて、箱田君が業務を通じて得られたことを振り返りもかねて教えてください(S)

AutoCADやRhinocerosなどの建築ソフトの操作方法を習得することができました。また、業務を行っていく中で図面の見方を学ぶことができました。モデリングを立ち上げる際に実施図を細かく理解する必要があり、大変でしたがとても勉強になりました。(H)

実施図を正確に読み解くのは、僕も社会人になってからできるように(まだまだですが…)なりました。1年生からそのような経験を積んでもらって、雑誌や設計図書、実際の建物など、見え方がだいぶ変わってくるかと思います。これから学生の設計活動を行っていく際には、実施レベルまで求められることは多くなく、より抽象的な設計指針・コンセプトが重要になっていきます。細やかな視点だけでなく、周辺地域やその土地の文化まで、おおらかに建築に携わるものを俯瞰する能力も養ってもらえたら嬉しいです。(S)

印象に残った体験

慣れないデスクワークが中心だったと思うのだけど、箱田君の印象に残ったことを教えてください。(S)

一緒にインターンをしている友達や社員さんとの交流の中で、建築についてや将来のことなどを話し合ったことがとても印象に残っています。友達は私よりも自分の好みについてよくわかっていたり、考えていることが多く、私も自分が何を好きで何がしたいのかを考えていかないといけないなと思いました。また、篠田さんが学生の頃にいろいろなことに挑戦していたという話を伺って、これからの時間を大切にしていきたいと強く思うようになりました。(H)

インターンに参加してくれた1年生はみな思考や行動、協調性のバランスが良く、メンバー同士で良い刺激を得てくれたなと思ってます。僕がみんなくらいの頃は、なんとなく建築に進んでみたはいいものの、建築を創ることそのものに対して必要性を疑っていました。挑戦というと聞こえがいいですが、どちらかというと自分が歩む道を信じきれず、将来の社会情勢を鑑みて不安に駆られていたり、また、様々な先輩方やものごとに刺激を受け、その都度、興味の赴くままに動いていた感じです。雪山や音楽フェス、海外旅行,,,と、沢山遊んだりもしました。今は一周回って、建築の力に魅了され、建築設計に従事しています。遠回りをしたけど、色々な1次情報に触れられて、血肉となる経験を積めてよかったなと思っています。まったく立ち入ったことのない環境に飛び込むのは勇気と熱量がいります。箱田君らしく、自然体で自分の熱が加速していく方向に、どんどん邁進してもらえたら嬉しいです。(S)

⑤後輩に一言(これからインターンに来る方に向けてひとこと)

来年度も松本で学生向けインターンを行おうと思っています。来年度以降、インターン参加を検討してくださる後輩に向けて一言お願いします!(S)

慣れない初めてのことばかりで悩んだり自分の仕事の遅さに焦ることもあり大変ですが、とてもいい経験をさせていただきました。大学一年生からこのような貴重な経験ができることをありがたく感じて、ぜひ120%の意欲をもって頑張ってください。それと、ほぼパソコン作業であるのでトラックボールマウスというものを購入することを強くお勧めします。(H)

トラックボールね!腱鞘炎にならず、場所をとらないので便利ですが、最初慣れるのに一苦労します..知識や経験は僕を含め先輩方のほうがはるかにあるので、若いうちは意欲が大事だと思います。僕らの知見を存分に奪いに来るくらいの姿勢をもってきていただけたら嬉しいです。(S)

インターンプログラムの改善点

さて、本人を目の前にして、言いずらいことかなと思うのですが、、良い面だけ社外に発信するのもむずがゆいので、率直に弊社おインターンでもっとこうあればいいのになあと思うことなど、課題や改善点があれば教えていただけますか(S)

毎回のインターンで個別に進捗状況を確認してくださったり、Discord上で質問等に答えてくださりありがとうございました。わからないときに気軽に質問できる環境があり、とても仕事がしやすかったです。一度だけクライアントさんとの打ち合わせを見学させていただいたのですが、また違って考えることや勉強になることが多かったのでたまに見学に行けたらいいなと思いました。(H)

前置きで褒めていただいて、ありがとうございます。。僕が意識したことは、早くみんなに成長してもらえるように、コミュニケーションの速度を上げ、かつリモートワークに対応したかったからです。やっぱり現場がいいですよね。。僕もインターンプログラムを半年やってみて、現場がやっぱりいいなということがわかりました。実務にみんなを巻き込むにはタイミングに気を配る必要性があるので、来期はもう少し社内全体でプロジェクト竣工後に見学できる体制づくりや僕が現地で些細な確認事がある際にお連れできたらと思っています。ありがとうございます!(S)

今後の展望

短い時間ではありますが、とても濃厚な時間を過ごせたと思っています。本当にお疲れ様でした。今後も機会があれば弊社の業務で携わっていただくこともあるかと思いますが、弊社のインターン経験を経て、箱田君が抱いた今後の展望を聞かせていただけますか(S)

今までなんとなく建築に興味があるとしか思っていませんでしたが、インターンを通して刺激を受け、建築について強く興味を持つようになりました。おもしろい建築物を見ることが好きでしたが、ただ漠然と眺めるのではなく知識をつけていろいろな観点から建築を感じたいと思ったので、建築についてもっと勉強していきたいと思います!(H)

興味を持つきっかけになれてたらとても嬉しいです。まずは沢山、感動できる建築を見つけることから始めてみてください。そこから、目には見えない技術的なところまで、解像度をあげて、自分だったらこう創るといった、イメージを膨らませていってみてください。大変なことも多いので、なにより健康第一でこれからも頑張ってください!ありがとうございました!(S)

こちらこそありがとうございました!(O)

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