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インターン体験インタビュー vol.6

弊社では大学1年生向けに有給インターンを行っています。
本稿では、参加いただいた皆さんに感想をインタビュー形式で伺いました。インタビュワーである篠田が語りすぎてしまっていますが…今後、弊社でインターンを検討されている学生さんや、インターンプログラムの導入を検討されている建築設計事務所様のご参考になれば幸いです。

インタビュイー

水野くん(M)

富山県砺波市出身
好きな建築:砺波市立図書館/降旗建築設計事務所
この建築は砺波平野の散居村の特徴である「あずまだち」をコンセプトに設計されていて、地元補正かもしれませんがぬくもりや安心感が感じられるところが好きで選びました。コンクリート打ちっ放しやガラスで形成されたモダンな外観に対して内装は大きくうねった木の屋根の下にワンルームが広がっているという構成がギャップが感じられて面白いです。

水野君よろしくお願いします。(S:篠田)

よろしくお願いします(M)

参加動機

水野君は1月から県設計に来てくれるようになったけど、参加を希望してくれたきっかけを教えてください。(S)

設計事務所では図面の作成以外にどのような業務がおこなわれているのか、図面はどのように作成されているのかを知りたいと思ったことが第一の動機です。加えて学校の授業では習わない建築の知識や社会に出て働くとはどんなものかを知ることができたらいいなという願望を抱えて参加させていただきました。(M)

水野君にも体感していただいた内容だとは思うけど、図面はAutoCADを活用しています。スケッチアップやライノセラスにてモデリングを作成し、Twinmotionでレンダリングを行いながら、クライアント様と意識をすりあわせ業務を進めています。近頃弊社でもBIMの導入が始まり、VRゴーグルなど時代に合わせた設計活動へとシフトしつつあったりします。(S)

活動内容

水野君は大学や仕事以外の面で、イベントなどの社交の場や実際に建築をみにアクティブに動かれていることが印象的でした。どのような業務を取り組みましたか?(S)

既存図起こしや県設計の過去の業務の図面をPDFにして整理する作業をさせていただきました。(M)

過去業務図面のPDF化では、だいぶ複雑でわかりにくいデータたちを一つ一つ丁寧に整理していただきました。最後の方には、模型も製作いただきましたね。増改築の重ねられた物件の現状模型製作でしたので、これも複雑だったのだけど、器用な水野君が中心となってくれたおかげで、とてもきれいに仕上がりました。(S)

業務を通じて得られたこと

続いて、水野君が業務を通じて得られたことを振り返りもかねて教えてください(S)

建築ソフトの使い方を習得したり実際の業務の話を聞いたりして建築の仕事の一部を学ぶことができました。実務でやっていることを少し体験させてもらい、いかにデザインが難しいかを実感しました。また、ほかのメンバーと話をしたり周囲の話を聞いたりして自分がいかに建築においても社会においても無知であることに気づくことができました。無知の知ですね。もっと情報に敏感になり、積極的に取り入れていく必要があると感じました。(M)

自分の将来に近い職場に来ていただけたおかげで、先を見据えることでき、現状の自分に足りているものは何なのかを感じていただけて良かったです。情報を能動的に取りに行く行為は、学生中に育んでいただけたらと思います。大学の中で得る情報すべてが自分に活きるわけではないですが、学び方を学びに行っている(Learn how to Learn)と思って、情報のとっかかりとなる知識や深堀の仕方をしっかりと体得してもらえたら、情報に敏感になっていけると思います。(S)

印象に残った体験

慣れないデスクワークが中心だったと思うのだけど、岡本さんの印象に残ったことを教えてください。(S)

インターンがはじまった頃に篠田さんに僕のシャイなところを指摘されたことが今でもよく印象に残っています。実はこの時バイトのほうでも同じようなことを注意されていて、かなり精神的にぐさりと来ていました(笑)。しかし、これを機に人と話せるようになろうと心に決めて、篠田さんから頂いた目線や話題提供などのアドバイスをもとに積極的に改善に取り組むようになりました。まだ目を合わせることが少なく、話題提供はもってのほかですが意識し、改善されてきたことはわずかながらも大きな変化だと勝手にうれしく思っています。(M)

実務の業務以外の指摘するのは、ご時世的に正直勇気がいりました。社会人になるとというか、学生中も、人とかかわる以上、単に業務遂行能力だけではなく、人間性がとても重要になってくると思います。水野君はあの一度の指摘でしっかりと自分の苦手分野と向き合い、同期のみんなとも交流を深めることができていたと思うので、これからもその小さな成功体験を生かして、前に進んでくれたら嬉しいです。(S)

⑤後輩に一言(これからインターンに来る方に向けてひとこと)

来年度も松本で学生向けインターンを行おうと思っています。来年度以降、インターン参加を検討してくださる後輩に向けて一言お願いします!(S)

一度学校の外の世界に触れてみること、社会に出て働いている人と話すこと、あるいは同じ学科の友達と建築について深く話すことは、これまでになかった知見や経験を与えてくれて自分の視野を広げ、考えを深めてくれると思います。迷ったらまずやってみることをお勧めします。もし参加する際は、あいさつや返事をしっかりしましょう。(M)

ありがとうございます!挨拶や返事は、大事だね。若いうちは知識も経験もなく、足手まといになってしまうことが多々あるので、元気よく、先輩方にも良い雰囲気を伝えられたらかわいがってもらえるし、色々と快く教えてもらえたり、些細なことで頼りやすくなったり、機会にも恵まれていくと思うので、ぜひ積極的にしていただけると大変ありがたいです。僕もまだまだなので、気が引き締まりました..(S)

インターンプログラムの改善点

さて、本人を目の前にして、言いずらいことかなと思うのですが、、良い面だけ社外に発信するのもむずがゆいので、率直に弊社おインターンでもっとこうあればいいのになあと思うことなど、課題や改善点があれば教えていただけますか(S)

時間外業務の区分が難しかったなと思いました。お金もかかわってくるのでわがままですがはっきりとした区分があると助かります。それ以外は本当に手厚いサポートと対応で非常に感謝しています。(M)

そうだね。ほかのメンバーにも指摘いただいていたことですが、業界の中では、慣習的に無給で行っていただくような業務を無理やり有給(時給)にして取り組んでいただいたので、会社側が期待する成果とお支払いする費用の調整が難しく、みなさんにはご迷惑をかけました。ごめんなさい。分かりづらい業務に関しては、この春からは、歩合制で行うように改善します。(S)

今後の展望

短い時間ではありますが、とても濃厚な時間を過ごせたと思っています。本当にお疲れ様でした。今後も機会があれば弊社の業務で携わっていただくこともあるかと思いますが、弊社のインターン経験を経て、水野君が抱いた今後の展望を聞かせていただけますか(S)

インターンを通してコミュニケーションが大切だと学びました。相手の要望を聞きだしたり自分の意見を通したりすることは僕にはまだできないのでその力をつけていきたいと思いました。また、話を進めやすくするためにも建築や生活において雑学でもいいので知識をたくさんつけようと思いました。(M)

とても素敵な気付きを得ていただけて嬉しいです。会話だけでなく、これから水野君が取り組む図面や絵もコミュニケーションです。誰に何を伝えたいのかを意識してみてください。多くの物事に触れる際には、何を伝えたいと意図しているのか、や水野君地震が何を感じたのかを知覚することが大切になってくると思います。部活動もですが、今後とも健康第一で頑張ってください!ありがとうございました!(S)

こちらこそありがとうございました!(M)

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